ラノベ評価
タイトル | ダーク・バイオレッツ |
作者名 | 三上延 |
イラスト | 成瀬ちさと・GASHIN |
レーベル | 電撃文庫 |
巻数 | 全7巻 |
発売年 | 2002.6〜2004.3 |
内容 | 幽霊を見ることのできる「紫の目」を持った高校生・神野明良は、ある朝、幽霊ばかりが乗った謎のバスに乗ってしまう。 乗り合わせた少女・御厨柊美と共に辛くも逃げ延びた明良は、神岡町で連続する謎の殺人事件の被害者の顔が、バスの幽霊たちと一致することを知る。 同様の事件が戦後まもなく起きていたこと、その事件を明良の祖父と柊美の祖母らが解決したことを知った明良たちは、謎のバスの正体を探り始めるが…。 幽霊を見ることのできる「紫の目」を持つ少年明良と、幽霊に触れることのできる「紫の手」を持つ少女柊美の活躍を描くホラーアクション。 |
感想 | 最近のライトノベルではお馴染みの霊が見える力、触れる力を持った少年少女の物語。 しかし、その設定もただの能力というものではなく、物語の核心に触れるものであり以外と奥深い。 日本の隠れキリシタンとも話を絡ませながら独自の世界観を作っているところも魅力的である。 主人公らに備わった能力がビジュアル的に訴えるものではなく、効果もごく限定的なものであるため派手さはないが、そのぶん堅実に着実に展開を進めている。 幅広い層に受け入れられやすい良作である。 |
評価 | 文章力 ★★★★★☆ 独創性 ★★★★☆☆ スケール★★★☆☆☆ イラスト ★★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★★☆ |