ラノベ評価


 タイトル
 どかどかどかん

 作者名
 瀧川武司

 イラスト
 竹浪秀行

 レーベル
 富士見ファンタジア文庫

 巻数
 〜3巻

 発売年
 2000.9〜2001.11

 内容
 野獣を思わせる巨体の男―黄童の拳が少年に容赦なく降り注ぐ。雨のように。
 どどどどどどどどどがががががががが少年は、壁に叩きつけられた。
 数瞬後、何事もなく立ち上がる。
 その青い瞳を見開き、叫んだ!「こんどは、こっちから仕掛けるぞ!」少年は前傾姿勢になると、風となった。

 青い瞳の少年―その名はエンジ。
 拳法集団、気道門を叩きつぶすため、故郷を旅立ち、竟華の街を訪れたエンジ。
 彼と出会うことで、自分を見つめ直す少女ミチル。
 ふたつの糸が、交わり小さな街は、ギャグとクンフーの嵐に包まれる!?
 第11回F長編小説大賞・特別賞の著者によるバトル・アクション・ファンタジー。

 感想
 まず何といってもタイトルに心惹かれるものがある。
 これ考えただけでちょっとソンケー。

 内容は復讐の旅に出た少年のカンフーアクション。小説ではあまり見かけないがなくはない。
 ただ、これだけの擬音語、擬態語を駆使して書かれた文章は他に類を見ず、気分も盛り上がる。
 アクションものとして実にうまい使い方だと思う。
 いやマジで、最初の一ページが丸々動物の鳴き声なのにはビビった。挑戦的すぎる。
 最近流行ってるとか(全く思っていないが)言われる携帯小説も臨場感のない安っぽい効果音ばかり使ってないで、やるならこれくらいやって欲しいところ。
 そんなのだから小学生の作文レベルばかりなのサ。
 イラストについても曲線をうまく使って、人の肉体がよく描けている。

 実験的な要素が多いながらも、著者の心意気がよく出ているイイ作品なのだが、残念なことに三巻にして打ち切りになってしまったようである。
 これ以降、流行りに影響されすぎたせいか、瀧川武司先生の作品は場面場面では面白くとも全体を通して統一感のない作品になってしまった。
 実に残念である。
 そういえば、富士見にダメ作品が増えだしたのもこのくらいの時期だったかも。

 評価
 文章力 ★★★★☆☆
 独創性 ★★★★★☆
 スケール★★★☆☆☆
 イラスト ★★★★★☆

 おすすめ度
 ★★★★☆☆


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