ラノベ評価
タイトル | 風邪ひきエスパー |
作者名 | 吉岡平 |
イラスト | 槻城ゆう子 |
レーベル | 朝日ソノラマ文庫 |
巻数 | 全3巻 |
発売年 | 1998.3〜1998.10 |
内容 | ロンドンに音楽留学している狩野柳佑は、構内の購買部で店員と口論する日本人女性と知り合った。 彼女の名前は杉山香織―。3日前に入学したばかりのイギリス初心者だ。 ある日、香織に傘を貸してしまったため風邪をひいた柳佑の家に、泥棒の二人組が忍び込む。 柳佑と香織に見つかった泥棒は、居直り強盗と化して柳佑に襲いかかるが―― |
感想 | わりといろんなところで本を出している吉岡平先生ですが、私は先生の作品の中ではこれが一番好きだったりする。 ただの大学生が体験するドタバタコメディなので、重厚なストーリーがあるわけではないが、散りばめられた小ネタが面白く気軽に読める。 章と章の間には前章の注釈が書かれており、逆にこちらがメインと思わせるほど読んでいて面白い。 物語そのものより、軽快な文章と、そのウンチクを楽しむ新しいタイプの小説と言えるだろう。 ま、出たの古いんだけどサ。 |
評価 | 文章力 ★★★★☆☆ 独創性 ★★★★☆☆ スケール★☆☆☆☆☆ イラスト ★★★☆☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★★☆ |